SSブログ

SHIRAZ を修理する [修理記録]

SHIRAZ はオープン構造になっている。
S20210206_0005.jpg
怖い
入手した時は、4カ所の外れていた、慎重にハンダ付け
S20210206_0004.jpg
S20210206_0002.jpg
S20210206_0003.jpg
S20210206_0001.jpg

仕上がりは今一だか、しっかりついているので良しとする。

ヘッドシェルにとりつけ、超慎重にとりつける。

こんな感じだ。
海老みたいだ。
P2030847.JPG

カンチレバーはアルミで標準的な太さだ。
オルトフォンタイプ、典型的な発電形式だ。
S20210206_0003(1).jpg

音を聞いてみたら、歪んでいる。

音の感じから原因を考える。
ギャップにゴミとか異物が挟まっている、固定は緩んでいたりする場合にこんな感じのサウンドになる。
顕微鏡で慎重にみる。
とてもきれいな状態だ。

ダンパの弾力は問題ないようだが変だ。

ダンパを顕微鏡で観察する。
銅製の棒状のニードルで触ると表面カチカチだ。
触るとボロボロ落ちる。
これが原因だ、アートナイフも持ち替えて、できる限りそぎ落とす。
アートナイフは鉄製のため、MC型の場合思わぬ方向に引っ張れて断線の経験がある。
P2030848.JPG
かなり削ったが、中心部は弾力があり、削り取るのは難しい。
常に断線の恐怖との戦いだ。

出力も大きくなり、驚きだ。
しかし、まだ少し歪んでいる。
もう少し削ってみる。
S20210206_0004(1).jpg
中心部がきれい外せないので、新品ダンパの交換もできない。


本来のサウンドかと言われれば、本来のサウンドを知らないので分からない。
ここから危険を冒して、ダンパ交換をするかこのままで良しとするか考えどころだ。


nice!(1)  コメント(2) 

nice! 1

コメント 2

song4u

ほとんど神ワザですね、すごい!!
by song4u (2021-02-07 21:01) 

en_ide

30代から老眼ですが、老眼が著しいです。
顕微鏡なしでは何もできないです。
by en_ide (2021-02-08 21:29) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。