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パイオニア PC-330 集中試聴 [修理記録]

パイオニア PC-330 は割と上級機のプレヤーの付属カートリッジとして採用されていた。
単体販売もされていたようである。
当方は、貧乏人だったので、普及版のプレヤーだった、付属していたカートリッジは PC-110だ。
交換針がいろいろ集まったので比較試聴してみることにした。

・PC-330 交換針はナガオカ製丸針
・PC-330 交換針はナガオカ製 原音 楕円接合ダイヤモンド
・PC-550 PC-330の上位機種
・PC-16 交換針 4ch対応 純正

並べるとこんな感じ。
P1150197.JPG
ついでなので重量も測定してみた。
ヘッドシェルは全て同じだ。
0.3g 以内に収まっている。工業製品としては優秀だ。

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①PC-330 交換針はナガオカ製丸針
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 レンジはそこそこ広く、PC-110 上位機種といった感じだ。
 これを基準にして比較する。

② PC-330 交換針はナガオカ製 原音 楕円接合ダイヤモンド
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 声の質感が上がった。雰囲気もよくなり楕円と丸針の差をかんじさせる。 
 
③ PC-16 交換針 4ch対応 純正
P1150228.JPG
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 ①と②とは次元が違う。
 情報量がぐんと上がって、繊細さもある。
 声の表情も違う、低域の芯もしっかりありさすがシバタ針といった感じだ。

④ PC-550 PC-330の上位機種
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 針折れ寸前品を入手した。
 ピンセットで矯正して、接着材で補強した。
 影響は少ないだろう。
 これもかなり違った表現をするカートリッジだ。
 一聴して、高級機のサウンドであることがわかる。
 顕微鏡でみたかぎり特殊楕円、ラインコンタクトではないかと思う。
 ヘッドシェルをもう少しグレードを上げればもっと良くなるだろう。

こうやって聞き比べると、丸針と楕円の差を感じる。
できれば、楕円などの高性能スタイラスチップ採用カートリッジを使いたい。


続きで ナガオカの4CH対応シバタ針が入手できたので丸針と再度比較してみた。
P1170354.JPG
①ノーマル PC-330
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 非常にバランスが良いサウンドだ。
 レンジも広し、ボーカルも伸びている。
 音場も適度に広く、不満はない。

②シバタ針仕様 PC-330
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 ボディはPC-16だ。
 PC-16はPC-330の塗装なし、メッキモデルだ。
 超解像度が高いサウンドではなく、ややアダルト調のサウンドだ。
 定位が素晴らしい、一瞬モノかと勘違いした。
 刺激的なサウンドは聴かせない、そんな雰囲気だ。

③PC-330MK2
P1170357.JPG
0908-3.jpg
 PC-330 と 330MK2 は交換針が互換性があるので同じように扱われそうだが全くの別物と考えて良い。
 なぜか、サードパーティの交換針も極細のカンチレバーとテンションワイヤーを採用している。
 ゴムだけのダンパではない。
 出元は同じなのだろうか?
 MK2 の方が解像度も上がって、レンジもぐっと広くなっている。
 シリーズなのにこれだけ違うカートリッジも珍しい。



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