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ELAC サウンドを解析する [試聴記録]

ELAC サウンドは、聴けば聴くほど不思議なカートリッジだ。

テストレコードを使って物理的な特性面からチェックしてみた。
比較用に準備したカートリッジは Digitraic 300SE デンマーク製 T4P 仕様だ。
波形
上段は、前半はピンクノイズ、後半は周波数掃引波形
中段は、ピンクノイズのフュリエ変換結果
下段は、周波数掃引のフュリエ変換結果

Digitraic 300SE
P1240089.JPG
0107-2.jpg


Type: MM
Fixing: P-mount
Output voltage: 4,0mV bei 1kHz, 5cm/sec.
Amplifier-connection: Phono MM
Frequency range: 20-20.000Hz
Compliance: 35µm/mN (lat.)
Material: diamond, nude
Stylus type: Super elliptical
Tracking force range: 1,0-1,5g
Tracking force, recommended: 1,25g
Recommended load resistance: 47 kOhm
Recommended load capacitance: 200-500pF
Weight: 6,0g

スタイラスチップは、写真から判断して FineLine で オルトフォンのOEMらしい。
ベースモデルは LM-30 コンコルド30らしい、スタイラスチップから判断しても間違いなさそうだ。

音楽

波形
2.jpg
ST-455
P1240090.JPG
0107_1.jpg
音楽

波形
2.jpg

テストレコードから明らかなように、ELACは、ハイ落ちなのが良くわかる。
波形でみると、15KHz 半分くらいになっている。

Digitraic 300SE

100Hz を 0 dB にすると
10K -17.7dB
14KHz -25.8 dB

ELAC

100Hz を 0 dB にすると
10K -24.6dB
14KHz -30.5 dB

で 10KHz で 7dB 14KHz 5dB くらい低いことになる。
波形でだいたい半分の-6dB と一致する。
このテストレコードは 15KHz までしか記録されていない。

じゃあトーンコントロールで トレブル絞れば同じでは?
と思いがちであるが、それとは違う。
オーディオブームの時に、よく、グライコを使えば高級機も低価格機も差が無くなる。
みたいな記事を鵜呑みにしてグライコを買ったが、そのうち使わなくなった。
スペアナの表示をいつもみていた。

とにかく、こんなカートリッジは売っていないし、JICOの互換針では普通のカートリッジになるし
オリジナル交換針との組み合わせはとても貴重である。




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