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DL-103Mを修理する [修理記録]

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DL-103M は 103シリーズじゃなくて DL-305のコストダウンモデルだ。
DL-103といいながら、針カバーの互換性はないし、なんで103シリーズにしたのだろか?
デザインも異色だが、好感が持てるデザインだ。

DL-103M 針折れ品を入手した。
正確には、針曲がり品だ。
IMG_0840.JPG
首の皮一枚繋がっている状態だ、一度切り離して接続してもいいのだが、折角なので
いろいろ考えた末、ピンセットを使って修正後、接着材で固定することにした。
補正中に針が何処かに飛んでいった終了という経験も何度もやっている。
顕微鏡を見ながらじっくりと補正後、正確な位置だしして固定した。
ここで油断してはいけない、引力を忘れてはいけない。
上向きを固定すると引力で変な角度固定されてしまう。
カートリッジの先頭を下向きにして養生するのがコツだ。
DL-103は先頭が平らなので簡単だ。

ヘッドシェルで確認しようと思ったらリード線がなかった。
高周波用の撚り対線があったの自作した。
硬くて今一だ、効果はあるのだろうか?
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耐久性テストを含めていろいろなレコードで確認した。
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DL-103Mの良さは損なわずに修理できたと思う。




残念ながら右側が2~3dBレベルが低い、聴感上はそんなに気にならない。
接触不良を疑ったが、問題ないようだ。
顕微鏡でみた感じでは、スタイラスチップの垂直度も問題ない。
バランスを少し回せば問題なく楽しめる。

ついでに、同じヘッドシェル、リード線に DL-103 オリジナルをつけて確認してみた。
P1130800.JPG
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鉄芯の103の出力電圧が高く、アンプへの負担は小さい。

繊細さ、解像度は 103Mに譲るが、103のスタンダードしてはいいカートリッジだ。





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