共振とは? [情報]
80年代 のカタログ、雑誌 に何度も何度も出てくる言葉 共振
そして、無共振
言葉と頭はなんとなく分かっているが、物理的に説明されている記事は見たことがない。
アナログレコードは、パラメーターが多い条件を揃えない何をやっているか分からなくなる。
今回はヘッドシェルの差を比べてみることにした。
最初は音楽信号と思ったのだが、レコードを探していたら意外なレコードが見つかった。
このレーコードは、実測でも良く使われているレコードだ。
買ったことをすっかり忘れていた。
周波数、時間変換するときにパラメーターを間違えている画像があるが、480KHz となっているものは 周波数軸を1/10にして見ると良い。
カートリッジは、DL-103 にした。
① オーディオクラフト
高級ヘッドシェルでアルミ削り出しだ。
オークションでも、雑誌でも評価が高かった。
0~20KHz は基音
20~40KHz は2次高調波
40~ は3次高調波
と考えて良い
上は、平均値
下は、全ての信号を上書きしたものだ。
下の映像がシンプルで綺麗模様であるほど、素直な特性と考えて良い。
高調波のリニアリティが良いと思われる。
縦の線、つまり共振点はもちろんある。
共振点の周波数と大きさが問題だ。
縦線が薄く、本数が少ない。
と記載したが、波形を拡大してみるとどうも、プチノイズ痕跡のようだ。
共振とは、レコード盤に刻まれている信号によって付帯的に発生した信号と考えればよい。
しかしながら、プチノイズの影響だと仮定してがクラフトが小さく、
プレスシェルが影響が大きいのは単なる偶然ではあるまい。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
②ノンブランド アルミ削り出し
アルミインパクトだ思ったが、削りのようだ。
マシニングセンターを使えば、削り出しも工数はかからない。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
③アルミプレス 普及品
ローコストプレヤーによく採用されいるヘッドシェルだ。
この手のヘッドシェルは、長岡氏が酷評していた。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
全信号重ね合わせ
緑の線しか見えない。
緑の信号が大きい、おそらく、共振が印加されて、再生されている信号以外の共振周波数が重ね合わさった結果だろう。
クラフトとアルミ削り出し重ね合わせ
緑の線を取り除いてみた。
共振点の近傍を除くとクラフト製(ピンク)が一番小さい、ノンブランド(紫)との差も小さい。
結論から言えば、物理的にクラフトのヘッドシェルが一番優秀で、ノンブランドもかなり健闘している。
ヘッドシェル を テクニカの MG-10 も追加測定した。
MG-10 は世界のスタンダード的なヘッドシェルと考えていいだろう。
別個体の DL-103 針修理品も測定してみた。
基音だけみるとオリジナルとほぼ同じだが、2次高調波の 40KHz にピークがあるようだ。
接続した影響かもしれない、ヘッドシェルも同時に変更しているので修理の影響は不明だ。
周波数特性だけでみるとオリジナルと遜色ないと言っていいだろう。
こちらも同時に測定してみた。
MC-1Xその1
MC-1Xその2
MC-1X その1 と MC-1X その2 の量ねあわせみた。
固体差なのか修理の差なのかは不明だ。
音的は、低域に違いが現れると思われる。
緑がその1
青がその2
高域に行くほど、差が小さくなっている。
周波数特性、聴感上では、製品としても全く問題ないようだ。
安物のプレスヘッドシェルはあまり結果は芳しくなかった。
オーディオは、決してオカルトではなく、物理特性と値段と音が一致するのが分かって一安心だ。
共振の影響で、少し出力が大きくなっているし、見方によっては付帯音がサウンドを豊かにしていると見方もある。
長岡氏の言葉をかりると
プラス再生:安物のプレスシェル
聴き方によっては、安物のヘッドシェルの方が豊なサウンドに聞こえるかもしれない。
やはり、ゼロ再生を目指すべきだろう。
そして、無共振
言葉と頭はなんとなく分かっているが、物理的に説明されている記事は見たことがない。
アナログレコードは、パラメーターが多い条件を揃えない何をやっているか分からなくなる。
今回はヘッドシェルの差を比べてみることにした。
最初は音楽信号と思ったのだが、レコードを探していたら意外なレコードが見つかった。
このレーコードは、実測でも良く使われているレコードだ。
買ったことをすっかり忘れていた。
周波数、時間変換するときにパラメーターを間違えている画像があるが、480KHz となっているものは 周波数軸を1/10にして見ると良い。
カートリッジは、DL-103 にした。
① オーディオクラフト
高級ヘッドシェルでアルミ削り出しだ。
オークションでも、雑誌でも評価が高かった。
0~20KHz は基音
20~40KHz は2次高調波
40~ は3次高調波
と考えて良い
上は、平均値
下は、全ての信号を上書きしたものだ。
下の映像がシンプルで綺麗模様であるほど、素直な特性と考えて良い。
高調波のリニアリティが良いと思われる。
縦の線、つまり共振点はもちろんある。
共振点の周波数と大きさが問題だ。
縦線が薄く、本数が少ない。
と記載したが、波形を拡大してみるとどうも、プチノイズ痕跡のようだ。
共振とは、レコード盤に刻まれている信号によって付帯的に発生した信号と考えればよい。
しかしながら、プチノイズの影響だと仮定してがクラフトが小さく、
プレスシェルが影響が大きいのは単なる偶然ではあるまい。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
②ノンブランド アルミ削り出し
アルミインパクトだ思ったが、削りのようだ。
マシニングセンターを使えば、削り出しも工数はかからない。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
③アルミプレス 普及品
ローコストプレヤーによく採用されいるヘッドシェルだ。
この手のヘッドシェルは、長岡氏が酷評していた。
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
全信号重ね合わせ
緑の線しか見えない。
緑の信号が大きい、おそらく、共振が印加されて、再生されている信号以外の共振周波数が重ね合わさった結果だろう。
クラフトとアルミ削り出し重ね合わせ
緑の線を取り除いてみた。
共振点の近傍を除くとクラフト製(ピンク)が一番小さい、ノンブランド(紫)との差も小さい。
結論から言えば、物理的にクラフトのヘッドシェルが一番優秀で、ノンブランドもかなり健闘している。
ヘッドシェル を テクニカの MG-10 も追加測定した。
MG-10 は世界のスタンダード的なヘッドシェルと考えていいだろう。
別個体の DL-103 針修理品も測定してみた。
基音だけみるとオリジナルとほぼ同じだが、2次高調波の 40KHz にピークがあるようだ。
接続した影響かもしれない、ヘッドシェルも同時に変更しているので修理の影響は不明だ。
周波数特性だけでみるとオリジナルと遜色ないと言っていいだろう。
こちらも同時に測定してみた。
MC-1Xその1
MC-1Xその2
MC-1X その1 と MC-1X その2 の量ねあわせみた。
固体差なのか修理の差なのかは不明だ。
音的は、低域に違いが現れると思われる。
緑がその1
青がその2
高域に行くほど、差が小さくなっている。
周波数特性、聴感上では、製品としても全く問題ないようだ。
安物のプレスヘッドシェルはあまり結果は芳しくなかった。
オーディオは、決してオカルトではなく、物理特性と値段と音が一致するのが分かって一安心だ。
共振の影響で、少し出力が大きくなっているし、見方によっては付帯音がサウンドを豊かにしていると見方もある。
長岡氏の言葉をかりると
プラス再生:安物のプレスシェル
聴き方によっては、安物のヘッドシェルの方が豊なサウンドに聞こえるかもしれない。
やはり、ゼロ再生を目指すべきだろう。
2019-09-29 23:51
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コメント(2)
見事に音の違いが出ていますね。ノンブランド アルミ削り出しはシルバーとブラックを分けていただきましたが見た目どおり低域がゴリッとして力強いです。解像力ではクラフトに一歩譲りますがなかなかのものです。
またこの形状は本体の装着やリード線の交換が容易なのも利点です。
ジェルトーンのマグネシウムは歪みが少なく繊細でしたので好対照です。
あとアルミプレスも懐かしいアナログサウンドでPC-330やV15などMMでは結構いい味が出るので捨てがたいですよ。
by いつもお世話になります後藤です (2019-12-09 19:12)
ありがとうございます。
味が出る:これはつまりプラス再生だと思います。
結局のところ、全ての楽器は共振を使って音を出しているのですから、その味付けで響きが異なります。
このプラス再生が、楽器の良し悪しとして評価されているわけです。
今回は、抽象的な表現は避けて、あくまでも物理的な観点でのみ観測しました。
長岡氏が述べているように、マイナス再生でもプラス再生でもなく、ゼロ再生が理想と考えています。
今までの経験上、アルミプレスヘッドシェルの方が情報量が増えて好みのサウンドになった経験は何度もあります。
高級ヘッドシェルに装着したらつまらなくなったりとか、良く経験します。
ネット上でもこの手の情報は少ないので自ら実験してみました。
by en_ide (2019-12-14 12:03)