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JICOはナガオカの生産委託をうけていた? [情報]

日本宝石工業株式会社 の交換針をあけると
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見覚えのあるラベルが、これって 71-330 のラベルのシールが
これは、ナガオカ製の針型番だ。
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手持ちのナガオカ製のパイオニア向け交換針のラベルと全く同一だ。
製造は同じとしか思えない、
モールドもグレーで同じだし。

日本宝石工業株式会社
SWINGブランド
JICOブランド
日本精機宝石工業株式会社

全て同じ企業のようだ。

やはりナガオカは、JICOに一部交換針を生産委託していたと思われる。
後期のパイオニア 純正の交換針は、JICOのロゴが入ったケースで販売されていた。
付属カートリッジにおいては、実質的には世界の交換針ほとんどをJICOで生産していたのかもしれない。

これは、AT-95用の交換針だが、社外品ナガオカ製だ。

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ところが、純正テクニカのロゴがある。
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社外品にナガオカ製に、テクニカの純正ロゴ
想像するに、テクニカがナガオカに生産委託、格安で納品
アフターマーケットは、自由に販売可とかそんな契約だったのではないだろうか?
ロゴを勝手に印刷したら、訴訟問題だ。
許諾していたとしか思えない。

交換針ってそんなに安く作れたのだろうか?
インクジェットのビジネスモデルと同じなのではないだろうか?

更に、東京宝石の交換針を開けると、またテクニカのロゴが
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ナガオカと同一のように思える。
東京宝石は調べたが分からなかった。

更に KOWA製の楕円交換針のラベルがこれまた、テクニカのロゴだ。
テクニカは、KOWAにも生産委託していたのだろうか?
KOWAのカンチレバーは先が潰してある。
 
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また、見つかった。
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これは、先が潰していないので、SWING製だろう。

更に不思議な物を発見。
ナガオカのムクシリーズこちらのモールドの裏側のシールが本物と同じだった。
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 ビクター >> グランツ >> ナガオカ
 このような流れだったのではないかと思われる。

更に確信犯

テクニカが交換針をSWING=JICOに交換針の生産委託をしていたのは間違いないだろう。

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更なる証拠が
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頭がつぶれているタイプと
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先端がつぶれていないタイプがある。
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頭がつぶれているタイプが ナガオカ製
つぶれていないタイプがJICO製?

更に JAPAN AUDIO ブランドの交換針を見つけた
テクニカ ブランドだ。

これもテクニカの製造委託なのだろうか?
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更に 大東京宝石 の交換針をみると SONY のロゴが
本体は テクニカ AT-4 系 SONY VM-26Gだ。
ということは純正の交換針 は 大東京宝石も作っていたことになる。

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KOWAと小倉宝石の関係が分かった。

販売が KOWA 
製造が 小倉宝石
のようだ。

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SWING製と全く同じ交換針のアクシス ブランドも見つかった。

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オルトフォンの生産は? [情報]

AIWA 純正の交換針
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裏面には SWINGのシールが
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中身を開けてびっくり
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オルトフォン LM-5 の発電ユニットが入っていた。

想像するに

AIWA は オルトフォンに製造委託 or OEM 契約を結んでいた。
オルトフォンは、SWINGに少なくとも交換針を製造委託していた。
もしかしたら発電ユニットもSWINGで製造したかもしれない。
安い値段でカートリッジを提供する代わりに、交換針の販売を認めた
そんな契約ではないかと思う。
オルトフォンの一部は日本で生産されているとの話を聞いたことがある。
本当かもしれないと感じた。

ADC の TRX シリーズは日本のアツデンで製造していた。
よく考えると、普及品クラスの世界中のカートリッジほとんどが日本で供給していたことになる。

SONY サウンドテックの社長が、
「経営状況はどうですか」
の問いに
「XL-15等の交換針は、サウンドテックから提供しているので大丈夫です」
と答えていた。
交換針は回転率が高く、利益率が高かったのだろう。
ここで疑問が残る。
今までさんざんスタイラスチップを顕微鏡で見てきた。
中古も沢山聴いてきた。
本当にダイヤモンドの寿命はそんなに短いのだろうか?
ずっと疑問だったが実は、交換針を回転させるための戦略だったのではなかったのだろうか?
実際は、ダイヤモンドより先に、カンチレバーが破損したり、ダンパが劣化したりする。
ダイヤモンドの寿命まで使い切ることはないのではないだろうか?
経験上ダイヤモンドの寿命は気にする必要はないと感じている。

交換針を回転させることが、レコード針ビジネスだったのだろう。
現在にインクジェットビジネスと全く同じに見える。




  


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