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オルトフォンの生産は? [情報]

AIWA 純正の交換針
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裏面には SWINGのシールが
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中身を開けてびっくり
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オルトフォン LM-5 の発電ユニットが入っていた。

想像するに

AIWA は オルトフォンに製造委託 or OEM 契約を結んでいた。
オルトフォンは、SWINGに少なくとも交換針を製造委託していた。
もしかしたら発電ユニットもSWINGで製造したかもしれない。
安い値段でカートリッジを提供する代わりに、交換針の販売を認めた
そんな契約ではないかと思う。
オルトフォンの一部は日本で生産されているとの話を聞いたことがある。
本当かもしれないと感じた。

ADC の TRX シリーズは日本のアツデンで製造していた。
よく考えると、普及品クラスの世界中のカートリッジほとんどが日本で供給していたことになる。

SONY サウンドテックの社長が、
「経営状況はどうですか」
の問いに
「XL-15等の交換針は、サウンドテックから提供しているので大丈夫です」
と答えていた。
交換針は回転率が高く、利益率が高かったのだろう。
ここで疑問が残る。
今までさんざんスタイラスチップを顕微鏡で見てきた。
中古も沢山聴いてきた。
本当にダイヤモンドの寿命はそんなに短いのだろうか?
ずっと疑問だったが実は、交換針を回転させるための戦略だったのではなかったのだろうか?
実際は、ダイヤモンドより先に、カンチレバーが破損したり、ダンパが劣化したりする。
ダイヤモンドの寿命まで使い切ることはないのではないだろうか?
経験上ダイヤモンドの寿命は気にする必要はないと感じている。

交換針を回転させることが、レコード針ビジネスだったのだろう。
現在にインクジェットビジネスと全く同じに見える。




  


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共振とは? [情報]

80年代 のカタログ、雑誌 に何度も何度も出てくる言葉 共振
そして、無共振
言葉と頭はなんとなく分かっているが、物理的に説明されている記事は見たことがない。

アナログレコードは、パラメーターが多い条件を揃えない何をやっているか分からなくなる。
今回はヘッドシェルの差を比べてみることにした。

最初は音楽信号と思ったのだが、レコードを探していたら意外なレコードが見つかった。
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このレーコードは、実測でも良く使われているレコードだ。
買ったことをすっかり忘れていた。

周波数、時間変換するときにパラメーターを間違えている画像があるが、480KHz となっているものは 周波数軸を1/10にして見ると良い。


カートリッジは、DL-103 にした。

① オーディオクラフト

高級ヘッドシェルでアルミ削り出しだ。
オークションでも、雑誌でも評価が高かった。

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0~20KHz は基音
20~40KHz は2次高調波
40~    は3次高調波

と考えて良い

上は、平均値
下は、全ての信号を上書きしたものだ。
下の映像がシンプルで綺麗模様であるほど、素直な特性と考えて良い。
高調波のリニアリティが良いと思われる。


 縦の線、つまり共振点はもちろんある。
 共振点の周波数と大きさが問題だ。
 縦線が薄く、本数が少ない。
 と記載したが、波形を拡大してみるとどうも、プチノイズ痕跡のようだ。
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 共振とは、レコード盤に刻まれている信号によって付帯的に発生した信号と考えればよい。
 しかしながら、プチノイズの影響だと仮定してがクラフトが小さく、
 プレスシェルが影響が大きいのは単なる偶然ではあるまい。



②ノンブランド アルミ削り出し
アルミインパクトだ思ったが、削りのようだ。
マシニングセンターを使えば、削り出しも工数はかからない。

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③アルミプレス 普及品

ローコストプレヤーによく採用されいるヘッドシェルだ。
この手のヘッドシェルは、長岡氏が酷評していた。

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全信号重ね合わせ
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  緑の線しか見えない。
  緑の信号が大きい、おそらく、共振が印加されて、再生されている信号以外の共振周波数が重ね合わさった結果だろう。
クラフトとアルミ削り出し重ね合わせ
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  緑の線を取り除いてみた。
  共振点の近傍を除くとクラフト製(ピンク)が一番小さい、ノンブランド(紫)との差も小さい。
  結論から言えば、物理的にクラフトのヘッドシェルが一番優秀で、ノンブランドもかなり健闘している。

ヘッドシェル を テクニカの MG-10 も追加測定した。
MG-10 は世界のスタンダード的なヘッドシェルと考えていいだろう。
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別個体の DL-103 針修理品も測定してみた。

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  基音だけみるとオリジナルとほぼ同じだが、2次高調波の 40KHz にピークがあるようだ。
  接続した影響かもしれない、ヘッドシェルも同時に変更しているので修理の影響は不明だ。
  周波数特性だけでみるとオリジナルと遜色ないと言っていいだろう。

 
  こちらも同時に測定してみた。
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  MC-1Xその1
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  MC-1Xその2
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  MC-1X その1 と MC-1X その2 の量ねあわせみた。
  固体差なのか修理の差なのかは不明だ。
  音的は、低域に違いが現れると思われる。
  緑がその1
  青がその2
  高域に行くほど、差が小さくなっている。
  周波数特性、聴感上では、製品としても全く問題ないようだ。

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  安物のプレスヘッドシェルはあまり結果は芳しくなかった。
  オーディオは、決してオカルトではなく、物理特性と値段と音が一致するのが分かって一安心だ。
  共振の影響で、少し出力が大きくなっているし、見方によっては付帯音がサウンドを豊かにしていると見方もある。
  長岡氏の言葉をかりると
  プラス再生:安物のプレスシェル
  聴き方によっては、安物のヘッドシェルの方が豊なサウンドに聞こえるかもしれない。
  やはり、ゼロ再生を目指すべきだろう。

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アナログレコードは本当にハイレゾか? [情報]

本当にアナログレコードは、20KHz 以上の成分があるのか?

これは、ずっと謎だった。

手持ちのテストレコードは 15KHz までしか記録されていないし、そもそも A/D コンバーター も 48KHz サンプリングしかできない。

しかも、いいソフトウェアがない。

会社の上司を騙して MATLAB を買ってもらった。

年間使用料金 100万弱 個人では買えない。


嫁には内緒で、A/D コンバーターをグレードアップ

A/D コンバーター を 192KHz に設定を変更して、192KHz でサンプリングしてみた。



サンプルレコードは
麻倉 未稀 の 「ヒーロー」 単ターンテーブルに乗っていたから
冒頭 3秒での勝負だ。比較のため 左CH だけを使った。
長い時間サンプルしてもデーター量が多い大変だし、意味がないので….
カートリッジは日本のスタンダード DL-103 可もなく不可もなくといった感じだ。

上は、アナログ振幅
中は、3秒間、フーリエ変換したもの
   黄色に近いほどレベルが高い
下は、時間を横軸に周波数の繊維したものだ
   ウェブレットとか呼ばれている。
   声紋分析もこの類だ。
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アナログ波形を拡大して、周期の短い波形の間隔を調べた。
計測結果からは 32KHz であることがわかる。
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結論

雑誌にいろいろ書いてあるがずっともやもやしていた。
40KHz 程度まので周波数成分はある。
波形からも確認できる。2枚目の波形から 30KHz の信号を発見した。
アナログレコードは間違いなく、ハイレゾ録音ということになる?
特にアタック音の倍音成分は幅広い周波数成分を持っている。
おそらくアタック音は、サイン波成分ではなく、矩形波、のこぎり波に近い波形なのではないだろうか?
おそらく、きちんとした環境で録音されたソースのハイレゾ化は十分意味があると予測される。

麻倉 未稀 の 「ヒーロー」は年代 1984年 発売だから
編集はギリギリアナログ処理なのではないかと思う。

手持ちのCD もあるはずだから、再度比較してみたい。
今後いろいろ解析してみたい。

(昼休みだからギリギリセーフ?)




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高級ヘッドフォン テクニクス EAH-T700 を衝動買い [情報]

高級ヘッドフォン テクニクス EAH-T700 が出品されている。
EAH-T700 は、オークションでもめったに出ない。
直販限定のため、値段もよくわからない。
9~10万くらいの想定のようだ。
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テクニクスのフラグシップモデルを買ってみた。
とてもいい状態だ。
1回の入札で、応札はなし.....落札できた。
このヘッドフォンは、とても不人気だ。

音以外の感想

・重い。
・装着感はかなり圧迫感がある。
・高級感は抜群に良い。
・パットの感触は良い。

もう少し聞き込んでみたい。

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新年 を高級ヘッドフォン SONY MDR-Z1000 で迎える。 [情報]

MDR-Z1000 が激安で落札した。
12/31 に 無事到着
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全く、期待していない。
5~6万クラス、きっと やってくれるに違いない。
と願いつつ。

12/31 23時から比較試聴開始。

装着した瞬間、終わったと感じだ。
装着感全然駄目だ。
耳が圧迫される。
一聴した瞬間に硬いと感じた。

やってしまった。値段と割引率に騙された。
誰も騙してはいないが......自分のイメージと違っただけ。

気を取り直し再度試聴した。
 
① DENON AH-D7100
  低域の量感、自然なサウンド、刺激性の少ない高域
  広大な音場、圧迫感の少ない装着間
  高域のキレは、刺激性の少ない高域とトレードオフか?
② テクニカ ATH-W1000X
  ①と比べると低域の量感はやや後退している。
  高域のキレは、テクニカの方が上まわっている。
  情報量も多い。
③ SONY MDR-Z1000
  量感はかなり寂しい、アッタク音の再現性や、パルス性のサウンドの再現性
  このあたりは得意なようだ。
  装着製の悪さと量感の少なさが欠点だ。
  長時間の装着も厳しいだろう。

①と③が両極で②が中庸といった感じだ。
直ぐに決め付けないで SONY MDR-Z1000 にリファレンスにして試聴を続けることにする。

再度ロングラン試聴の感想

テクニカ、DENON と比べると音が硬い。
長時間の試聴も厳しいだろう。どうも私は、メタルのハウジングは合わないようだ。

SONY の目指す音作りとは どんな方向性なのだろうか?
今更ながら DENON AH-D7100 の良さが光る。
しかし、DENON AH-D7100 デザインが残念だ。
オーディオビジネスにおいては、
製品イメージ
所有感
値段
ブランドイメージ

が大事であり、音はそこそこでいいらしい。
DENON AH-D7100 が音だけを考えれば、各雑誌べた褒めの銘機となっていただろう。
奇抜のデザインの影響で全く売れなかった。
高級機においては、サウンドが全てではないことが良く分かる。

日本メーカーにおいては、物理特性もサウンドも値段に比例していると思っていたが、
SONY サウンドは何処に行った?
カートリッジ以外は、舶来品は買わない。
持っているのは、OPPO のヘッドフォンアンプくらいだ。




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ヘッドフォンを新調する。 超不人気 DENON AH-D7100 を購入 [情報]

ヘッドフォンを新調する。 超不人気 DENON AH-D7100 を購入する。
現在のリファレンスは こちら
https://en-ide-cart.blog.so-net.ne.jp/2014-12-04
既に4年近く経過している。
全く不満はない。

しかし、バランス駆動のヘッドフォンアンプが全く活用されていない。
W1000X のケーブルちょん切って改造するのも気が引けるし、イヤーパットがボロボロしてきた。

ビックカメラでは W5000 が8万5千円くらいだ。
そろそろ、モデルチェンジの予感

ということで、少し物色していた。

テクニカ
  ATH-W3000ANV
  ATH-W5000
テク二クス
  EAH-T700
SONY
  MDR-Z1R

あたりで探していた。
EAH-T700 は油断したら落札できなかったし
W5000がお買い得になっているし、これでも買おうか思っていたら

即決 DENON AH-D7100 が出ている。
このヘッドフォンは、かっこ悪いという印象しかない。
しかも、このデザインのせいで不人気で、価格も安い。
ケーブルを自作すれば、バランス駆動もできる。
8/10 落札
8/11 には発送してくれるとのことで
明日が楽しみだ。

発送先が長崎だったので、入手が遅れた。
短時間での判断も必要だが、じっくり聴いて判断するのが正しい。

印象 第一弾

低域に芯がある。
低域の再現性が素晴らしい、
W1000X と比べると W1000X がオモチャのようだ。
W1000X は良くも悪くもテクニカサウンドそのものであることが分かる。
更にこれを増長させたのが ART シリーズだ。
リファレンス交替は間違いない。
年齢の影響か、アダルトサウンドも悪くない。
以前は、解像度や高域のレスポンスや情報量だけをひたすら追っていた。
今は好みの方向性が違うようだ。
低域の芯というか、雰囲気等の優先順位が上がっているようだ。

しかし、問題点が数点

・やっぱりかっこ悪い。所有満足度が低い。
AH-D7100
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W1000X
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・落札したケーブルが 3.5mm ミニプラグだ。これを標準プラグに変換するアダプタをつけて
 使っている。
 市販のアダプタとミニプラグの相性が悪く、接触不良が発生している。
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 SONY MDR-CD900 のときも同じ悩みを抱えていた。
 CD900 はケーブルを切断して、標準プラグに改造した。
 バランスケーブルは高し、自作するか、同じように改造するか考えどころだ。

ロングランレポートの結果

 低域の表現が素晴らしい、MDR-900CD とはまた違う、なんというか押し出し感が素晴らしい。
 演奏者の息遣いまで伝わってくるような、そんな表現力を持っている。
 やはり、このデザインは失敗だ。
 





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カートリッジビジネス [情報]

不思議なのは

オーディオブーム時は、かなりの円高だった。
つまり、舶来カートリッジは、かなりの割高だったことになる。
しかしながら、円高を背景にして世界中のオーディは、カートリッジも含めて
日本のメーカーが席巻していた。

ここから推測されるのは

・そもそもカートリッジは利益率が高い。
・当時の米国の雑誌の記事を見ると $50~$200 くらいで販売されていた。
・$100のカートリッジは日本では 24000円 となり舶来カートリッジは競争力 0 に思われるが
 電気屋で、販売されていたカートリッジは舶来のカートリッジの2個セットが激安で販売されていた。


つまり、海外には激安で売って、国内では割高に販売していた。
ということになる。
利益率が高く、回転が良くいいビジネスモデルだったようだ。

今のインクジェットのビジネスモデルを似ている。

しかし、カートリッジは宝石のようで、眺めているだけでも満足なのは自分だけだろうか?

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テクニカ VM-3 の説明書 [情報]

テクニカ VM-3 の説明書 を記録する。
VM-3 ローコストモデルながら無垢のダイヤモンドを採用した製品だ、
接合のダイヤモンドスタイラスも見たことがある。

説明書を入手したのでみてみると...
スタイラスチップには一切触れていない。
接合ダイヤとも無垢ダイヤともかかれていない。
丸針か楕円針かすらわからない。

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MG-10 新旧比較 [情報]

MG-10 は
取っ手がシルバーの旧製品と
取っ手が熱収縮チューブで覆われている新タイプがある。

新旧で重量を比較してみた。
旧型 9.6g
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新型 9.8g

と 200mg 差がある。

200mg は新旧差なのか固体差なのか不明だ。

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「オーディオそしてレコード ずるずるベッタリ・・・」を読んでみた。 [情報]

秋葉原のヨドバシカメラの書籍コーナー
「オーディオそしてレコード ずるずるベッタリ、その物欲記ぶっといアナログな音を追い求めて」
を買って読んでみた。
とても読み応えがある本だった。SP-10MK3は一度は使ってみたい。
10Kg の ターンテーブルがクィックに停止するところはみてみたい。
GT-2000 は強化電源を購入したが、3~4秒かかるし、マイクロBL-91G は 15Kg くらいあるが1分くらは止まらない。

気になる記事があった、
SHURE のカートリッジの比較試聴だ。
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とくに V-15 Type3 は条件を変えて沢山の固体を試聴してきた。
1固体で、そのカートリッジを評価しないで欲しい。
生産時期が同じでも、固体差はある。
生産年月が長いものはどうしても部品変更がある。
V-15 Type3 ワイドでダイナミックだと思う固体あれば、アダルトでナローな固体もあった。
初期の楕円モデルの固体がサウンド的に素晴らしいものが多いのではないかと感じる。

上記に加えて、ヘッドシェル、アーム、ターンテーブル、フォノイコライザーなどの影響も大きい。
一番影響が大きいのはレコードだろう。

雑誌やネットだけで、カートリッジ固体を評価するのは難しい。
新品の高級カートリッジは高すぎる。
中古は状態が良くわからない。
カートリッジ選びは難しい。

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